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CSR室から
 
社会の一員として、企業の社会的責任を果たすために
 
幾つかの企業不祥事が社会的問題として取り上げられている中、企業の社会的責任(CSR)は、一段と重要な課題となってきました。社内の企業倫理のあり方を見直し、コンプライアンス(法令遵守)、コーポレートガバナンス(企業統治)、リスクマネジメント、そして環境保全活動や社会貢献などを制度化・システム化していくことも、企業に課せられた義務となりつつあります。

ニチコングループがCSRに取り組み始めたのは2002年10月。コンプライアンスや反社会的行為の禁止などを「グループ行動規範」としてまとめ、制定したのが始まりです。そして2003年6月に、専門部署である「CSR室」を設け、グループ全体の環境保全活動や環境マネジメントシステムの運用をはじめ、コンプライアンス、コーポレートガバナンス、リスクマネジメント、社会貢献などを総合的に統括する体制をつくりました。

これは、顧客、取引業者、従業員、株主、投資家、金融機関、地域社会など、すべてのステークホルダーに対するCSRを果たせるようにするためであり、ニチコングループでは、このような活動が、競争力の強化、持続的かつ健全な発展、および企業価値の向上につながるものと考えています。   

ニチコングループでの活動のルーツは、1997年12月の「グループ環境憲章」制定に遡ります。社員全員が環境保全を企業活動の重要な柱の一つとして認識し、技術開発、製品開発、生産活動の各部門において規制化学物質の使用全廃や省資源、省エネルギー、ゼロエミッションなどに取り組むことを定めたものでありました。当時はまだ、CSRという概念がわが国では浸透していませんでしたが、この憲章は、環境保全のみならず、地域社会への貢献や法令遵守などもうたった先進的なものでした。

この「憲章」にもとづき、ニチコングループではこれまでに、環境保全分野で様々な成果を挙げてきました。例えば、焼却時にダイオキシンが発生する恐れのあるポリ塩化ビニル(PVC)を、アルミ電解コンデンサの外装スリーブとして使用することを取りやめたのも、そのひとつです。また、フィルムコンデンサの鉛(Pb)フリー化も既に完了しました。

今後、CSRに関する社会からの要請は、ますます厳しくなっていくものと思われます。環境問題を見れば、欧州連合(EU)では既に、自動車への有害物質の使用などを禁じた「ELV(使用済自動車)指令」や、電気・電子機器のリサイクルを義務付ける「WEEE(廃電気電子機器)指令」が施行されているほか、2006年7月からは電気電子機器に含まれる物質の使用禁止を定めた「RoHS(特定有害物質の使用制限に関する指令)」が発効となりました。また、コンプライアンスにあっては、ニチコングループが事業を展開する国および地域にて、それぞれの法令・規制への対応が必須です。このほか、リスクマネジメントや社会貢献の向上など、CSRを全うするために取り組むべき事項は、枚挙に暇がありません。今後とも、ニチコングループを挙げて、より良きCSRの実現に向け取り組んでまいります。


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