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2010年7月13日

ネジ端子形電気二重層コンデンサで
超低抵抗品を開発

ニチコン株式会社

 ニチコン株式会社は、回生エネルギーの蓄電用途として需要が広がっているネジ端子形電気二重層コンデンサにおいて、業界初となるΦ35×68Lmmサイズで直流内部抵抗*1(DCR)が業界最高レベルの3mΩ《時定数*2:0.5(秒)》の超低抵抗品を開発しました。

概要・開発背景
 電気二重層コンデンサは、大電流で繰り返し安定して充放電が可能なデバイスとして、瞬時電圧低下補償装置や分散電源用蓄電バンク、あるいは物流搬送機の回生エネルギーの蓄電用途などに多用されています。
 省エネ志向の浸透にあわせ、ピーク電力カットや電力回生の要求が高まり、機器内部に搭載される電気二重層コンデンサには、急速充放電や大電流充放電に対応するさらなる低抵抗化の要求が高まっています。
 本製品はこうした市場ニーズに応えたもので、超低抵抗化が急速充放電や大電流充放電での自己発熱を抑制し、機器のエネルギー利用効率の改善に寄与します。


特 長
 本製品は、当社がこれまで培ってきた技術をベースに、内部抵抗を低減した活性炭電極と低抵抗電解液の使用に加えて、内部素子構造の最適化により、ネジ端子形でΦ35×68LmmサイズでのDCRを業界最高レベルの3mΩ(時定数:0.5(秒))まで向上させました。従来品に比べ抵抗値を1/2にすることで2倍の速さでの充放電が可能となりました。
 この確立した技術により大電流充放電に対応しながら、製品サイズの小形化によりコンデンサユニットの軽量化が期待できます。加えて、ネジ端子形電気二重層コンデンサは高い信頼性を有し、機器のメンテナンスフリーにも貢献します。

 本製品の低抵抗と高信頼性を活かして、電動アシスト機器、回生電力蓄電用途にご使用頂くことでエネルギー利用効率を向上させ、いっそうのCO2排出量低減を実現し、低炭素社会構築に貢献することができます。
 今後、さらなる高容量化と低抵抗化に取り組み、ラインアップを拡充していく予定です。

 本製品を7月14日(水)〜16日(金)、パシフィコ横浜で開催される「EVEX展」に出展します。


<比較例>
JLシリーズとの特性比較較

品番 定格容量
(F)
サイズ DCR
(mΩ)
時定数
(秒)
JJL0E407MSEC 400 Φ35×85L 6 2.4
新開発品 165 Φ35×68L 3 0.5

JLシリーズとの特性比較

主な仕様
定格電圧 2.5VDC
定格静電容量 165F
時定数(ΩF) 0.5秒(実力参考値)
製品寸法 Φ35×68L(mm)
耐久性 60℃ 2000時間保証
サンプル 2011年1月から
量産 2011年4月から 1万個/月の供給体制を予定(ネジ端子形)
生産工場 ニチコン株式会社 長野工場
長野県安曇野市豊科4085番地
(ISO9001、ISO/TS16949、ISO14001認証取得)
※語句説明
  直流内部抵抗: 直流電流に対するコンデンサの抵抗。
内部抵抗が小さいほど大電流を流したときの発熱が抑えられる。
  時定数: 静電容量と内部抵抗の積を表す(単位は秒)。
時定数の値が小さいほど短時間で充放電が可能となる。



ネジ端子形電気二重層コンデンサ 超低抵抗品を開発
 
ネジ端子形電気二重層コンデンサ
超低抵抗品を開発
 
以 上

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