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2010年7月27日

カーボンフリーエネルギーを電気自動車に充電する
「太陽光発電及び系統電力連結型蓄電バンク付き電気自動車用
急速・普通充電併用器」を国内で初めて京都府庁に設置

ニチコン株式会社

まえがき
 ニチコン株式会社は太陽光発電によるカーボンフリーエネルギーを最大限活用し、電気自動車への急速充電および普通充電をシステム化した「太陽光発電及び系統電力連結型蓄電バンク付き電気自動車用急速・普通充電併用器」を京都府庁に設置します。
 蓄電部にはリチウムイオン電池と自社製電気二重層コンデンサ“EVerCAP”を搭載したハイブリッド型蓄電バンクを採用しました。電気二重層コンデンサ“EVerCAP”はリチウムイオン電池より低抵抗であり、天候の変動による太陽光発電量の変動に対して効率的な蓄電が可能です。また、電気二重層コンデンサの充放電反応は、電極界面での電解質イオンの吸脱着反応だけであるため、電極での化学反応を伴うリチウムイオン電池と比較し、特性劣化が極めて少ないという特長を有しており、急峻な充放電を電気二重層コンデンサが行うことによりリチウムイオン電池の長寿命化にも貢献します。
 当社は、本社ビル屋上に自社製電気二重層コンデンサ“EVerCAP”を用いた蓄電型太陽光発電システムを設置し、また、風力発電の大きく変動する発電量をリチウムイオン電池に蓄電することによって平準化する系統連系円滑化蓄電システムなどの開発に取り組んで参りました。また、今年3月には西京極総合運動公園に今回同様にハイブリッド型蓄電バンクを搭載した太陽光発電・蓄電機能付充電設備を設置しました。これらの設備は、これまで培ってきたバッテリーマネジメント技術、電気二重層コンデンサ技術、そして系統連系パワーエレクトロニクス技術の融合により実現したものです。


開発背景
地球温暖化問題が世界的にクローズアップされており、環境問題への関心が高まる今日、低炭素社会実現に向けた取り組みが世界各国で積極的に進められています。日本は、エネルギー変換効率では、世界トップクラスの実績を誇っていますが、クリーンエネルギーの導入では、残念ながらヨーロッパやアメリカにリードされています。その理由として天候要因等により太陽光の日照時間が必ずしも長くないこと、安定した風が吹く地域が限られていることなどが挙げられます。これらの自然現象を変えることは困難ですが、クリーンエネルギーを効率よく蓄電することによりカーボンフリーエネルギーの活用機会を拡大することが可能となります。そこで技術革新の目覚しい蓄電技術とクリーンエネルギーを組み合わせてカーボンフリー充電を可能とする「太陽光発電及び系統電力連結型蓄電バンク付電気自動車用急速・普通充電併用器」を開発しました。

特 長
太陽光発電によるカーボンフリーエネルギーを利用し、電気自動車への急速充電及び普通充電が可能。
蓄電部にリチウムイオン電池と自社製電気二重層コンデンサ“EVerCAP”を搭載したハイブリッド型蓄電バンクを採用することで蓄電部を長寿命化。
このシステム1台で急速充電1台、普通充電2台の合計3台の電気自動車が同時に充電可能。


主な仕様
定格電圧 DC 50〜500V (急速充電)
AC 200V(普通充電)
装置容量 45kW
充電時出力容量 30kW(急速充電)
10kW(普通充電)
定格周波数 60Hz
蓄電容量 10kWh(リチウムイオン電池)
80Wh(電気二重層コンデンサ)
寸法 幅 370×奥行250×高さ1318(mm)<スタンド部>
幅2407×奥行840×高さ2270(mm)<蓄電・急速充電・変換部>
生産工場 ニチコン草津株式会社
滋賀県草津市矢倉2丁目3番1号
(ISO9001、ISO14001認証取得)


ニチコン株式会社概要
  所在地 京都市中京区烏丸通御池上る
  代表者 代表取締役会長 武田 一平
  設立年月日 1950年8月1日
  資本金 14,286百万円(2010年3月末現在)
  従業員数 7,315名(2010年3月末現在 連結)
  事業内容 電子機器用・機器用・電力用各種コンデンサ、機能モジュール、正特性サーミスタ、スイッチング電源、コンデンサ応用関連機器等の製造販売
  売上高 84,484百万円(2010年3月期 連結)



<太陽光発電及び系統電力連結型蓄電バンク付き電気自動車用急速・普通充電併用器>
太陽光発電及び系統電力連結型蓄電バンク付き電気自動車用急速・普通充電併用器
 
以 上
 

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