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2011年10月3日

下面電極形タンタル固体電解コンデンサ「F98シリーズ」
大容量品の拡充
ニチコン株式会社
京都市中京区烏丸通御池上る
TEL.075-231-8461 FAX.075-256-4158
問合せ先  技術本部長 田辺 正人

まえがき
 ニチコン株式会社は、スマートフォン・携帯電話・携帯オーディオに代表されるモバイル機器の小型化・高機能化・多機能化に伴い、下面電極形タンタル固体電解コンデンサ「F98シリーズ」の更なる大容量品としてサイズ拡充を図りました。
 本製品を10月4日(火)〜8日(土)幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2011」に出展します。


概要・開発背景
 下面電極形タンタル固体電解コンデンサ「F98シリーズ」は、一般的なモールド形タンタルコンデンサと異なり、リードフレームを介することなく電極を引き出す当社独自の「フレームレスTM」構造であるため、同サイズのモールド形タンタルコンデンサより体積効率に優れ、より大きなコンデンサ素子を収納することで小形・大容量化を実現し、スマートフォン、高機能携帯電話等のモバイル機器を中心に広くご採用されております。
しかし、モバイル機器の小型化・高機能化・多機能化は急速に進んでおり、コンデンサには更なる大容量化が求められております。
 当社では市場の要求に応えるべく、「F98シリーズ」の更なる大容量品としてサイズ拡充を行い、F98 Aケース(3216サイズ)、F98 Pケース(2012サイズ)の量産を開始しました。


特 長
 大容量化に最適な構造である「フレームレスTM」下面電極形タンタル固体電解コンデンサ「F98シリーズ」において、従来のUケース(1.1×0.6×0.6mmMax)・Mケース(1.6×0.85×0.9mmMax)・Sケース(2.0×1.25×0.9mmMax)に、Aケース(3.2×1.6×1.2mmMax)・Pケース(2.0×1.25×1.2mmMax)の新サイズを追加しました。この拡充により、複数個のMLCCやリードフレーム構造のタンタル固体電解コンデンサからの置き換えの可能性が広がり、モバイル機器だけでなく高密度実装が求められる様々なセットの回路基板における実装面積削減や小型化に貢献します。
 電源のバックアップ回路やオーディオ出力回路などで用途の多い定格として、10V−50μF(Aケース)、4V−220μF(Pケース)等を業界最大クラスの収納効率でラインアップしており、従来の「F93シリーズ」からの置き換えでは、それぞれ−73%、−51%の実装面積の削減が可能となります。
 また、従来の静電容量を維持し更なる小形化要求に応えるため、単位体積当たりの表面積が現行比約2倍の超微細タンタル粉末をタンタルパウダーメーカと共同開発しました。超微細タンタルパウダー用に素子の形成条件、陰極形成条件を新たに開発し実現しました。これにより従来、4V/220μFはPケース(2012サイズ)でしたが、約60%の小形化となるMケース(1608サイズ)に収容が可能となります。また、Pケースに適用すると470μFの実現が可能となり、業界最大の収容効率が実現できます。来年以降のサンプル出荷を予定しています。


  定格 シリーズ名 ケースコード 製品サイズ
(mm)
A/C
実装面積比
新製品 10V
150μF
F98 3.2×1.6×1.2 −73%
従来品 F93 6.0×3.2×2.7


  定格 シリーズ名 ケースコード 製品サイズ
(mm)
P/A
実装面積比
新製品 4V
220μF
F98 2.0×1.25×1.2 −51%
従来品 F93 3.2×1.6×1.8

下面電極形タンタル電解コンデンサ「F98シリーズ」


主な仕様
フレームレスTM 下面電極形タンタル固体電解コンデンサ F98シリーズ
定格電圧範囲 4〜25V
定格静電容量範囲 4.7〜330μF
カテゴリ温度範囲 -55〜+125℃
製品サイズ Aケース 3.2×1.6 ×1.2mmMAX
Pケース 2.0×1.25×1.2mmMAX
サンプル 対応中
量産

量産中 Aケース:300万個/月、
Pケース:300万個/月の供給体制

生産工場 ニチコンタンタル株式会社
 滋賀県高島市安曇川町三尾里690-2
(ISO9001,ISO/TS16949,ISO14001認証取得)


下面電極形タンタル電解コンデンサ「F98シリーズ」
フレームレス™下面電極形タンタル固体電解コンデンサ
「F98シリーズ」Pケース(左)、Aケース(右)
 
以 上

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