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2016年6月1日

電力の自給自足を目指す、ハイブリッド蓄電システムを開発

ニチコン株式会社
代表取締役会長 武田 一平
               京都市中京区烏丸通御池上る
TEL.075-231-8461 FAX.075-256-4158
問合せ先 上席執行役員NECST事業本部長
野口 直人

 ニチコン株式会社は、2012年の初出荷以来、累計で3万台以上の家庭用蓄電システムを出荷してきましたが、この度、ハイブリッド型としては初めてとなる家庭用蓄電システム「ESS-H1L1」を発売いたします。 
当社は、今後、太陽光発電固定買取り制度後も視野に入れ、太陽光発電の自家消費を促進する蓄電システムの普及に貢献してまいります。

【開発の背景】

 2011年の東日本大震災後の計画停電や電力需給不安に対応して、当社は2012年夏に家庭用の蓄電システムの第1号を発売して以来、日本国内向けに合計約3万台以上の蓄電システムを生産・出荷してまいりました。これらの蓄電システムは、太陽光発電からの電力を交流で入力する単機能型に分類されるもので、売電を主目的とする太陽光既設ユーザーの追加設置需要にマッチして市場を牽引してまいりました。
 しかしながら、売電価格は年々低下傾向の一方で電気料金は徐々に上昇傾向にある為、今後は、太陽光発電を自家消費するニーズが徐々に高まるとみられています。特に、2009年に余剰電力買取り制度が開始されてから10年後の2019年に全国で45〜57万棟の売電終了ユーザーが発生するとみられ、蓄電システムの追加で売電から自家消費への移行ニーズが期待されています。
 また、本年度から、CO2削減のためのZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)推進政策や、既築住宅への断熱改修促進政策の中で、太陽光を自家消費するための蓄電システムの補助制度も始まり、新築、既築住宅への蓄電システム設置のニーズも一層高まりつつあります。
 さらに、近い将来予想される南海トラフ大地震で引き起こされる2700万世帯(中央防災会議推定)ともいわれる広域停電に備えるために、太陽光と蓄電システムを装備した災害に強い家の実現のニーズも高まってまいりました。
 当社はこれらの需要に応えて、太陽光発電をたっぷり迅速に蓄えて夜間にも使え、いざという停電時も家中ほとんど丸ごとバックアップ可能な、業界フラッグシップモデルと位置付けられる、大容量・高出力ハイブリッド蓄電システム「ESS-H1L1」を発売します。

【商品の特長】

「太陽光で創った電気をたっぷり蓄えて、くらし丸ごとバックアップ!」
〜電力の自給自足を目指して〜

 従来の単機能型では、直流で発電された太陽光発電の電力を太陽光パワコン(パワーコンディショナー)で一旦交流に変換します。 そしてこの電力を蓄電池に充電するには、もう一度直流に変換するためさらに変換ロスが生じる事が指摘されていました。 このロスを最小限に留めるために太陽光と蓄電池のパワコンを一体化したのがハイブリッド型です。
 また、太陽光発電量や蓄電充放電量などの運転状況が一台で確認し制御できるため使い勝手も良い上、将来期待されるDR(デマンド・レスポンス)やVPP(バーチャル・パワー・プラント)などの新サービスにも対応しやすい特長があります。

ハイブリッド蓄電システム(ESS-H1L1)の主な特長

  1. 1.大容量12kWh蓄電池搭載(業界最大級:※1)
  2. 2.高出力・高効率ハイブリッド・パワー・コンディショナー搭載(業界最大級:※2)。 これにより、系統連系出力:5.9kW、太陽光入力:最大6kW、太陽光から蓄電池充電能力:最大5.9kW、自立時出力:5.9kVAの性能を確保しました。停電時も約6kW(力率1の場合)で家中ほとんど丸ごとバックアップが可能です。
  3. 3.太陽光パネルメーカーを選ばない抜群の接続性(※3)、燃料電池との連携可能
  4. 4.酷寒地域も設置可能(設置可能温度:-30℃〜+40℃、運転可能温度:-20℃〜+40℃)
  5. 5.電気の流れがひと目でわかるマルチリモコン付属(見守りサービスと将来の新サービスへの拡張性)
  6. 6.しかも、安心の15年間の長期無償保証(リモコンは5年間)
  7. 7.各種蓄電システム補助金への登録・登録予定(※4)

6月1日より受注を開始し、7月以降順次出荷してまいります。

※1:増設ユニット式を除く、ニチコン調べ。※2:ニチコン調べ。※3:主要日本メーカー太陽光パネル、製品保証内容については別途お問い合わせください。※4:@H26年度補正再生可能エネルギー接続保留緊急対応補助金(蓄電システム導入支援事業、補助事業期間延長)機器登録済み、AH27年度補正住宅省エネリノベーション促進事業、BH28年度ZEHハウス支援事業機器登録申請中、Cその他地方自治体の補助事業については別途お問い合わせください。

【主な仕様】
品名ハイブリッド蓄電システム
型番ESS-H1L1
設置場所屋外
設置環境設置可能温度範囲:-30℃〜+40℃
運転可能温度範囲:-20℃〜+40℃
質量257kg
外形寸法W1,060×H1,250×D300 mm(突起部含まず)
蓄電池定格容量12kWh
種類リチウムイオン蓄電池
太陽光発電入力回路数4回路
定格入力電圧DC330V
定格出力5.9kW(連系運転時)
5.9kVA※1(自立運転時)
定格出力電圧AC202V(連系運転時)
AC101V/AC202V(自立運転時)

※1:単相三線式。片相最大29.5A。

【販売ルート】

 これまで、「ニチコン」ブランドの蓄電システムは、一部を除いて、主に住宅メーカーのみに直販してまいりましたが、太陽光パネルメーカー各社と直接接続されるハイブリッド蓄電システムは、住宅メーカーへの直販以外にも、太陽光発電システムメーカー、住宅建材商社など、様々なルートで販売させて頂きます。詳しくは、ニチコンホームページをご覧ください。

【販売目標】

 従来機の単機能型モデルと合わせて、初年度は月1500台の出荷目標を立てています。

【ニチコン株式会社 概要】

所在地 京都市中京区烏丸通御池上る
代表者代表取締役会長 武田 一平
設立年月日1950年8月1日
資本金14,286百万円(2016年3月31日現在)
従業員数4,818名(2016年3月31日現在 連結)
事業内容電子機器用・電力・機器用各種コンデンサ、機能モジュール、正特性サーミスタ、各種電源、コンデンサ応用関連機器等の製造販売
売上高109,815百万円(2016年3月期 連結)

【ハイブリッド蓄電システム】

<本体>

<リモコン拡大写真>

以 上

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