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2003年9月24日

105℃保証
定格電圧600Vネジ端子形アルミ電解コンデンサを開発
 
ニチコン株式会社
京都市中京区御池通烏丸東入 上原ビル3階
TEL.075-231-8461 FAX.075-256-4158

 ニチコン株式会社は、このたび、世界で初めて105℃保証のネジ端子形アルミ電解コンデンサ定格電圧600Vの商品化に成功しました。
 本製品は、10月7日(火)〜11日(土)幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2003」に出展します。

概要・開発背景
 ハイブリッドカー、燃料電池車等の自動車用インバータには、入力平滑用として大容量ネジ端子形アルミ電解コンデンサが使用されています。

 これまでのEV車ではコンデンサの定格電圧は、インバータ入力電圧により450Vまでとされていましたが、その後モータ出力アップの手段として入力電圧の高電圧化が検討されており、平滑用コンデンサも105℃保証600V以上の高耐電圧製品へのニーズが高まってきています。
 本コンデンサは、そのニーズに応えるべく商品化したものです。

 当社は昨年春以来、定格電圧630Vで85℃保証のコンデンサを商品化して市場に供給、また、同750V品については、サンプル対応をしてきました。
 今回の開発製品は、自動車用途で高温度耐用ニーズの高い105℃保証でかつ高耐電圧品であり、EV車の発展に貢献できるものと期待しております。
 


特 長
 105℃を保証するためには、高耐電圧品用として一般的な無機酸系電解液に代わる有機酸系電解液の開発が不可欠でありましたが、当社は高温度・高電圧に耐応できる新たな有機酸系電解液を開発することに成功しました。

 新開発の有機酸系電解液と、85℃保証で定格電圧750V品に採用している高耐電圧電極箔の技術とを組合せることにより、105℃保証にて定格電圧600V品を開発することができました。
(従来の当社品では105℃保証の最高定格電圧は500V。)
 本開発品によって可能となった回路電圧の高電圧化は、同一回路電流での出力アップのみならず、ハーネス線径の細線化による重量低減にも連なります。
 また、これまで高電圧への対応にはアルミ電解コンデンサを複数個、直列接続して使用されていましたが、単器高電圧化の実現による使用個数減はバランス抵抗を不要とし、エネルギー効率の向上、発熱量の低減を可能とします。

 本開発品は、ハイブリッドカーや燃料電池自動車等、高電圧インバータ電源及び各種産業機器市場向けなど需要の拡大が期待できます。


主な仕様
定格電圧 600VDC
定格静電容量範囲 220〜5,200μF
製品寸法 φ51×80L〜φ100×250L(mm)
耐久性 105℃ 5,000時間保証


サンプル ’03年10月より
量産 ’04年4月から10,000個/月を予定
生産工場 長野工場
(長野県南安曇郡豊科町,ISO9001,QS-9000,ISO14001認定取得)
以 上


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