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2004年10月4日

高速充放電対応アルミ電解コンデンサ
「QRシリーズ」を開発
 
ニチコン株式会社
京都市中京区御池通烏丸東入
TEL.075-231-8461 FAX.075-256-4158

 ニチコン株式会社は、このほどACサーボ電源平滑用を主用途とする高速充放電対応大容量ネジ端子形アルミ電解コンデンサ「QRシリーズ」を商品化しました。
 本製品を、10月5日(火)〜9日(土)幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2004」に出展します。

開発背景
 ACサーボモータは、工作機械、部品実装機、半導体生産設備など、位置決め制御や機敏性が求められる産業用機械に幅広く使用されていますが、近年ACサーボモータの性能向上に伴い、高速かつ高頻度で動作する用途が増えています。
 ACサーボモータの減速時は、モータが発電機となり回生電圧が発生し、その電荷はコンデンサに充電され、モータの加速時にはコンデンサから電荷を放電して再利用されます。このように、コンデンサはモータの加減速により充放電を繰り返します。
 元来、アルミ電解コンデンサは、短時間で急激な充放電を繰り返す用途には不向きな性質を持つため、本用途用のアルミ電解コンデンサは、充分な耐久性を持つ設計で製造されています。
 しかし、機器の高速化にともないモータの加減速の周期が極端に短くなってきたため、さらなる高速充放電にも十分対応できるアルミ電解コンデンサが求められています。
 そのような市場ニーズに応えるため「QRシリーズ」を開発しました
 


特 長
 「QRシリーズ」は、高倍率電極箔と低比抵抗高耐熱電解液を採用することで小形化と耐高リプル電流化を実現し、素子構造を改良することで高速充放電での耐久性を大幅に向上することができました。
 小形汎用化が進むACサーボモータ用だけでなく、汎用インバータ、家電用インバータなど高リプル電流回路用途、さらには電気事情が悪く、入力電圧が変動する地域向け機器の電源平滑用として幅広く活用いただけます。
 一方、モータ減速時の回生エネルギーを、回生抵抗で熱として消費していたロスは、本コンデンサを使用することにより、回生最大電圧を従来より高く設定でき、回路によっては回生抵抗の省略化が可能となり、エネルギーの再利用と省エネルギーにも貢献します。

 

仕 様
QRシリーズ
定格電圧範囲 350 〜 450V
定格静電容量範囲 680 〜 15000μF
カテゴリ温度範囲 -25 〜 +85℃
製品寸法 35×80L〜90×220L(mm)(32サイズ)
耐久性 85℃ 5000時間保証
端子形状 ネジ端子形
※関連特許5件(出願中含む)


以 上


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